音声通話料金節約に必要なものについて
まずはじめに、要らなくなったスマホを使って音声通話料金を節約するために必要なものについてお話していきます。
【必要なものその1】要らなくなったスマホ
まずはじめに準備するものは、機種変更などによって要らなくなってしまったスマホです。
スマホはドコモやソフトバンク、au、楽天モバイルなど、どのキャリアのものでもOKで、Andoroid系のものでも、iPhoneなどのiOS系のものでもOKです。
また、今回の場合、スマホの中に入っていたsimカードも必要ありませんので、使わなくなってしまったスマホを一台準備しておきましょう。
【必要なものその2】wifi環境
スマホのIP電話で通話料を節約するためには、wifi接続ができる環境が必要です。
というのも、今回紹介する通話料節約方法ではIP電話と呼ばれるサービスを使っていくのですが、通常のsimカードを挿入してモバイル通信(simカードによるデータ通信)だと通話音質が悪かったり、接続が不安定になることがよくあります。
ただ、ここで知っておきたいこととして、スマホをwifi接続した場合であれあ通話の音質もそこまで悪くなりません。
ですので、今回の場合はスマホをwifi接続してIP電話を利用するという形にしていきたいと思います。
自宅の場合であれば、上記のような無線LANルーターでwifi接続ができればOKですし、最近ではwifiに無料で接続できる賃貸住宅も増えてきていると思いますので、それでもOKです。
【必要なものその3】IP電話サービス
次に必要なものが、格安で音声通話することができるIP電話サービス(アプリ)です。
IP電話とは、050から始まる電話番号を利用して、wifi接続やモバイルデータ通信(音声通信回線は使っていない)で通話を行うサービスです。
というのも、従来の音声通話回線を使った通話は高音質である代わりに、その回線の利用料、例えば音声通話の基本料金や通話料金が高くなってしまうというデメリットがありました。
そのデメリットを解消する事ができるのがIP電話で、データ通信用のネットワークを使うため若干音質は悪くなるものの、通話にかかるコストが格段に安くなっています。
例えば、今回紹介するブラステルの050freeというIP電話サービスの場合、基本料金は無料で、通話料は一般的なものの半額以下という感じになります。
一般的なスマホの通話料金
- 月々の基本料金;約1000円(一番安いプランの場合)
- 固定電話への通話料;約20円/30秒(約40円/分)
- 携帯電話への通話料;約20円/30秒(約40円/分)
- 着信した場合の通話料;無料
IP電話の通話料金(ブラステルの場合)
- 月々の基本料金;無料
- 固定電話への通話料;8.64円/3分(約2.9円/分)
- 携帯電話への通話料;14.58円/分
- 着信した場合の通話料;無料
このような感じで、音声通話発信時の通話料はIP電話のほうが格段に安くなっていることがわかると思います。
ここに着目すると、要らなくなったスマホにIP電話のアプリをインストール&wifi接続して家に置きっぱなしにしておけば、家から電話を掛ける場合にそのスマホのIP電話を使って安い値段で音声通話ができるようになります。
特に家族が多い場合は、家に一台そのようなスマホを置いておくことで、家族分の音声通話料金を節約することができるようになります。
なお、以下にIP電話サービスの基本料金や通話料などを一覧表でまとめておきますので、参考にしてみてください。
サービス名 | 基本料金 (月額) | 通話料金 (課金単位) ①固定へ ②携帯へ | 通話料金 (1分あたり) ①固定へ ②携帯へ |
---|---|---|---|
050 free | 0円 | ①8.6円/3分 ②14.6円/1分 | ①2.9円/分 ②14.6円/分 |
050 plus | 324円 | ①8.6円/3分 ②17.3円/1分 | ①2.9円/分 ②17.3円/分 |
SMARTalk | 0円 | ①8円/30秒 ②8円/30秒 | ①16円/分 ②16円/分 |
LaLa Call | 100円 | ①8円/3分 ②8円/30秒 | ①2.7円/分 ②16円/分 |
G-Call050 | 280円 | ①8円/3分 ②16円/1分 | ①2.7円/分 ②16円/分 |
050call | 315円 | ①8円/3分 ②15円/1分 | ①2.7円/分 ②15円/分 |
FleaLine Light | 400円 | ①8円/3分 ②16円/1分 | ①2.7円/分 ②16円/分 |
基本的にはどのIP電話サービスを利用してもOKですので、ご自身の使い方にあったIP電話サービスを選んでおきましょう。
次のページでは、そのIP電話アプリを使った通話料節約の具体的な導入手順についてお話していきます。